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緑靄の杜:双子星
2012-02-17 Fri 12:38
************お断り************

ようこそお越し下さいました、六日ですm(__)m
本日の記事は私の妄想でこしらえた、「つくり話」です。
実在する現実とは一切関係ございません。
私が現在に至るまでの間で見聞してきた話などを
織り交ぜながら、自分なりに書いております。
捉えようによってはドン引きされる方もおられるかと思います。
万人の方々に受け入れて頂けるような内容ではございません。
自覚はありますが、勇気を持って公開させて頂きます。

そして一部、宗教観漂うような表現があります。
が、私自身はほぼ、無宗教に近いような人間です(笑)
あるとすれば、八百万の神さまを信じているくらいです(←)
おにんぎょ用の目玉も出てきちゃったりしますが
あくまでも表現の方法として捉えて下さいますよう
お願い申し上げます。
国語力の低いど素人すので、乱筆・乱文・文章の稚拙さ等
ご承諾頂ける方のみ、続きへお進み下さいませ・・・

また本日分から読み始める。という方に置かれましては
前編「緑靄の杜:創造」を読まれましてから
今回分を読まれます事をお薦め致します。

***************************



DSC05806.jpg

------『ああ、何もなくて素敵な毎日。そして何も無くて退屈な毎日。』 と、

ひときわ大きくため息をもらす、ひとりの青年がおりました。

浅黒く薄い唇でそう呟いて、空を見上げる瞳は赤い色をしておりました。

柔らかな乳白色に包まれているような世に、なにか面白いことはないものか?

青年はそんな事を思いを抱きながら、何処へとも無く漂うように歩き回っているうちに

目の前が明るく開けたかと思うと、そこには美しい泉で互いの髪を梳き合い、

微笑み合いながら泉の水を掬う、永久を生きる者達が居たのです。

青年はその光景に驚き、一瞬目を奪われましたが、

何故か見てはならないものを見てしまったようなような気持ちになって

急いでその場を立ち去ろうとしました。

今までに感じた事もない胸の高揚に足はもつれ、少し進んだ処で蹲ってしまい、

今一度、目に焼き付けた美しい光景を思い出そうと、目を閉じたその時、

瞼の裏側にぎょろりと悪魔の赤い眼が現れたのです。

青年は驚きと恐怖で目を開こうとしましたが、どうやっても開く事ができず、

滴るように揺らめく赤い眼は、一層その赤さを増しながら真っ直ぐに青年を見据え

こう一言、囁きました・・・『あの美しいすべてを、じぶんのものに』

すると青年は短く悲鳴を上げたかと思うと、かっと目を見開き

赤々と輝く瞳を携えて、泉へと駆けながら引き返したのです。

永久を生きる者達はその恐ろしい姿に慄き、皆、散り散りに逃げ去ってゆきました。

彼らが去った後には、落として行った泉の結晶が散らばり、

青年はそれを愛しそうに掻き集めると、自分の暮らす村へと持ち帰ったのでした。





DSC05817.jpg

『さあ、これを市場へ持ってゆけば、これからもっと良い暮らしができるぞ』と

言い広めながら青年は、その場に居た数人の仲間達に手渡しました。

美しい結晶は村人達の心を捉え、沢山の金貨をもたらします。

人々は結晶を手にできた者達を羨み、やがて自分達も手にしたいと青年の下を訪れ、

どこで手に入れたのか、もっと沢山手に入れられないものか、とせがみます。

ずっと答えをもったいぶっていた青年は、これが頃合とばかりに

『あの永久の生きる者達が生み出せるのさ』と、赤い目を輝かせながら呟きます。

その声は暗く濁り、およそ人が出すような声ではありませんでしたが、

おかまいなしに村人達は、自分達よりずっと数少ない永久を生きる者達を騙しては、

生け捕って行ったのでありました。






DSC05885.jpg

ところが永久を生きる者に命じても、怯え切って中々泉の水を掬おうとしません。

そこで痺れを切らした村人は、傍に居た永久を生きる者を棘の鞭で打ち臥したのです。

何度も打たれ苦しむ仲間を見、益々震え上がりながら、

酷い仕打ちにとうとう、紅薔薇の頬の上を一粒の蒼く美しい宝石が零れ落ちました。

その美しい様に皆、益々我を忘れ、一層酷い仕打ちを繰り返すようになって行ったのです。

残酷な世は悪魔の心をおもしろおかしく、乳白色の柔らかさは極黒の翼へと変貌しましたが

やがて永久を生きる者達の悲鳴が、神さまの処へと届き出しました。

ご自分が創られた世であっても、宇宙と自然の法則に手出しはならぬと

お考えであった神さまでしたが、

永久を生きる者達は宇宙と自然の法則ができる以前の存在であった事と、

あまりに悲惨な光景に眉をひそめ、人間の気付かぬ隙をみては少しずつ

永久を生きる者達をご自分の元へと引き戻し始めたのです。

傷ついた姿をごらんになった神さまは、人間達へ怒りの雷を振りかざし

大地を切り裂かんと震えておりました。






DSC05800.jpg

その雷を見た、仲の良い2人の永久を生きる者がおりました。

まだ世に残っていた2人は、神さまの怒りを静めようと祈り始めます。

『神さま神さま、どうか雷をお沈めください。』
『ここにはまだ仲間達も居る筈です。そして優しい心の人間も居るのです』
『私達にはここで救いたい者達がいるのです、どうかお願いいたします』

2人の清らかな祈りは神さまのお心に達し、更にこう願うのでありました。

『私達に安住の地をお創りください、また助けを求める者達を導く事ができますように・・・』
『どうか神さまが創られた柔らかな幸せを、続けることができますように・・・』

その願いを聞き届けられた神さまは、大きく深い杜をお創りになりました。

この杜を悪魔に気付かれぬよう、深いみどりいろをした靄ですっぽりと覆い、

左右にしか目を動かせない悪魔からは見えぬよう、いちばん上の真ん中に、

ご自分と杜を繋ぐ穴を開け、頭上には杜へと導く双子星をお創りになったのです。

そうして神さまは、輝く双子星を見上げる2人にこう言い聞かせます。

『月の光に輝く髪の、お前の名は月星』
『星の煌く眼差しの、お前の名は煌星』
『よいか、泉を掬う仕事を続けながら、この双子星に祈りなさい』
『きっとお前達を求める者達がこの緑靄の杜に辿り着く』
『そして互いに微笑み合いなさい、お前達にはお前達だけなのだから・・・』

手を取り合い頷いた2人は、この日から緑靄の深いみどりいろの中へと

消えて行ったのでありました。

DSC05832.jpg

--------------------------------------完-------------------------------------


******************あとがき******************

どうにか、書ききる事ができました。良かった。

少し残酷な事も書きましたが、私としてはそれはほんの少しの事で

書こうと思えばもっと酷い事を書いたり撮ったりできます。多分。

だけど救いはあったほうが好き。

だからこの2人に幸せな日々を送らせてあげたいなと思います。

全ての痛みに耐えかねて、安住の地を求める子の上にだけ、双子星は煌きます。

その輝きを頼りに深いみどりいろへと包まれることができれば

そこは月星と煌星の祈りの杜、2人が守る緑靄の杜。・・・なんてね。

文・写真:*Muika*

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この記事のコメント:
おはようございます♪
返信遅くって、本当に申し訳ないです(>_<;)
見捨てないでね~。。

お陰様でどうにか書ききりました・・・
こんなの書いた事も無かったので、何かビックリです(^^;
想いだけで文を書くって無理なんだってよく分かりました。
破綻しなくて本当に良かった。。

そうですね。多分、美しいって結構罪な事なのかも知れません。
そうじゃない事は何かって知ってる事になるので。
でもそれはごく自然な事なので、それでいいんだと思います。
Rose teaさんのように感じ取り易い方に見て頂けて
とても嬉しく思っています・・・息が通って良かった。

幻想の中にしか存在できない杜ですが、
小さな幸せを分かち合える場所でありたいなと思います。
今後とも、宜しくお願いします(^^。

いいんですいいんです。
気持ちや想いを文にするのは、中々どうして難しいものですよね。
Rose teaさんの中で、存在しない筈の硝子のリボンを結んで頂けたら
これ以上嬉しい事はありません。
変なやつですが、これからも仲良くして下さいませ♪
2012-02-20 Mon 10:00 | URL | *Muika*(如月六日) #-[ 編集] | top↑
おはようございます♪
週末を挟んでしまい、返信遅くてごめんなさい(^^;

そうですね、神は最初から何も作って無かった訳です。
毎日が何も無くていつも同じで、白くもなく黒くもなく。
それが不幸を呼び寄せないと知ってたのでしょうね。

私は毎日をつつがなく送れるって、凄い事だと思っていて、
でもやっぱりそんな訳には行かなくて、
皆何かしら抱えてるんだって思うと、
何もないほうが不自然なんだなって。
どんなに世を儚んでも、何も無くならないところを見ると
多分そういう事なんだろうと思います。

なので何も無い事に不満が生まれて来る事の方がむしろ自然で
悪魔というのは自然な存在なんだろうと考えてます。
無垢で、不可侵に美しくて、時が無い者は、
それはそれでそら恐ろしいというか。
つまり自然の法則を全く無視した存在な訳ですよね。
だから普通に有り得ない事もまかり通るかなって思って
そういう風に書いてみました。

毎日が平坦に幸せで、特に起伏も無く、
それを退屈に思ってた青年に訪れた高揚感を思うと
それは多分恋だったのだろうと思います。
でも相手は不可侵の無垢さとかを持っていて、自分では無理だと
見た瞬間からどこかで悟ってるとも思うんです。
そうは言っても請うる気持ちは止められない。そういう欲を
悪魔は見逃さなかったという感じでしょうか。
私の拙い文で、世の中の混沌を感じ取って下さって
まりさんて本当に凄いなぁと思います。

同じような話になりますが、私は私で混沌としてない世の中の方が
不自然なんだよなって、分かっては居るんです。
だけども幻想の中でひっそりと、不自然な世界があるって信じるのも
いいんじゃないのかなぁとも思っています。
そんなこんなでできた緑靄の杜です。「森」は自然にできたもの
「杜」は意図的にできたものです。
おもしろおかしい日々は送れませんが、小さな幸せを分かち合う杜です。
必要な子の上に双子星が輝いてくれる事を心から願っています(^^。

はい、2人に名前を~って思ったのがきっかけで
こんな話を書くまでになってしまって、我ながら大暴走(笑)
でも何とか名が決まってホッとしてます、有難うございます(^^。
もう本当!それもこれもiMdaっこ達の不思議な魅力のせいですよう(爆)
それでも何だか、自分でもとてもスッキリしています。
まるでツキモノが落ちたみたい~(^^。
2012-02-20 Mon 09:47 | URL | *Muika*(如月六日) #-[ 編集] | top↑
Muikaさん、こんばんは♪
完結したんですね!救われて良かったです。
途中悲しくて残酷な場面はあったけど、最後は優しい光が差して、
きらきら輝いて見えました。
悪や悲しみがあるからこそ、優しく美しいものは光り輝いて見えるのですよね。
ふたりも幸せになって、ああ、良かったってスーっと空気が澄んで息が通りました(笑)。
幻想的で、緑の靄が目に浮かぶよう。なんて素敵なんでしょう♪
そして二人のなんて可愛らしいこと!!
お名前も綺麗で素敵ですね!

ああん、うまく感想が書けないわ(^^;;

ロマンチックで素敵なお話を創って見せてくれてありがとう♪

2012-02-19 Sun 01:03 | URL | Rose tea #-[ 編集] | top↑
Muikaさん、おはようございま~~~す♪♪♪

もう、最初の、
------『ああ、何もなくて素敵な毎日。そして何も無くて退屈な毎日。』
という文から、深みある文章ですねぇ。
私の解釈が合っているかどうかは分かりませんが、
何もない毎日を、素敵と感じるか、退屈と感じるかは、
その者の心の持ち方次第ですものね。
互いの髪を梳き合い、微笑み合いながら泉の水を掬う・・・
永久を生きる者達の髪にキラキラキラ~~~ときらめき、
落ちてゆく、泉の水のしずくが見えるようです!
目を奪われたのに、見てはならないようなものを見てしまった気持ち、
美しい光景を思い出そうと目を閉じた時に現れた、
ぎょろりとした悪魔の赤い眼・・・善と悪、陽と陰とか混在する、
葛藤する人間の心が感じられます。
神が緑靄の杜を作られたのは、残った永久を生きる者達や
心優しい人間達の安住の地を作るためだったんですね。
そして、悪魔に気付かれないようにするために、
深い緑色ですっぽりと覆われたんだぁ~~~。
綺麗な深い緑なんだろうなぁ~~~。(;;)
左右にしか目を動かせない悪魔には見つける事が出来ない・・・、
すぐそこにあるのに、自分や、何かに心をとらわれ過ぎて、
視点を変える事の出来ない者には、
見つける事ができないんだろうなぁ。(;;)(;;)
お名前、月星ちゃんと、煌星ちゃんに決まったんですね。
素敵なお名前ですネ、二人にピッタリ!
Muikaさん、素敵なお話でした~~~。
ちょっと残酷なシーンとかもあったりするのに、
読み終わった後は、胸にすがすがしいものが残ります。
冷たくて、でもあたたかくて、靄がかかっていているのに、
澄んでもいて、深くて静かな世界を感じます。
Muikaさん、素敵なお話をありがとうございました~~~!
そして、月星ちゃんと、煌星ちゃんの向き合った横顔の、
可愛らしいこと~~~!
ぷっくりとしたほっぺ、ちょっとつきだした唇、
抜けるような白肌にさした紅色、
Modigliちゃんって、なんて魅力的な子なんでしょう。
緑靄の杜ができるまでのお話、この二人がいてからこそ
生まれたお話ですね!
月星ちゃんと煌星ちゃん、可愛いわぁ~~~。
透明感があって、儚げで・・・人間あらざる者、永久に生きる者、
いいですねぇ~~~。
しばらく、画面の前で、ジーーーっと佇んじゃいます(笑)。
Muikaさん、これかも、お二人の登場心待ちにしてます!
iMda Dollって、ホントにホントに可愛いですよねぇ~~~♪♪♪
2012-02-18 Sat 09:53 | URL | まり♪まり #LD2NXxCo[ 編集] | top↑
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